art 奇才 塩田千春展 魂がふるえる
スタイリストの髙浦です!
美術館でアート鑑賞が好きでよく行くのですが、今回は六本木ヒルズ森アート美術館へ!
塩田千春展 魂がふるえる
まずは圧巻。
一本一本の糸の集合体で魅せる流動的なアート。
展覧会に行く前に、題名、魂がふるえるに期待を膨らませていましたが、なかなか主題は重く。
生と死、存在や思想、意思など精神世界を思わせるテーマ。
ここが美術館で、これがアートでなければなかなか精神が擦り切れるような感覚の内容でした。
ただ、やはり表現したアートはとても真似できるものではなく。
その難しいテーマをこれまた難しい、シンプルな糸で表現しています。
作者の意向はありますが僕が受けた解釈。
赤は血、転じて生や命。黒は憎悪や思念、あの世と繋がるエネルギー。
重い主題を面白おかしく明るく表現するものはよくあるけど、しっかり向き合った変化球無しのアートというのは個人的には好きです。
糸とは思えない流動的な空間アートで終始魅了されていました。
生と死について塩田さんの型にはまらない考え方。
とても共感できて、何周も廻った人はここに辿り着くんだろうなと。
生きるのも死ぬのも同じ次元。
死んだら宇宙の大きな流れに合流するだけ。
だとしたら、今生きているこの人生は小旅行。
福引きで1泊2日の小旅行が当たって、プチ贅沢でちょっと現世に行ってくるくらいの感覚なのだろう。
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そして、その旅行の中で作った思い出は肉体と離れお土産に持って帰ってこれるのかな。
もしそれが無理だとしても、自分を自分として認識してくれていた周りの人たちの心に、思い出と一緒に生き続けるのだろう。
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そんなことを考えてると、重い肩の荷がちょっと軽くなった気がしました。
定期的に触れるアート、感性が磨かれます🥴