福寿園でフレンチ
スタイリストの髙浦です!
先日、婚約記念日でした!
日頃の感謝を込めて、東京駅八重洲口にある福寿園茶寮にてお茶のフレンチをいただいてきました。
店内は京都の名門福寿園ならではの和テイストと、フレンチの絶妙なバランス感の融合で落ち着いた雰囲気ながらもお洒落。
窓からは東京の街並みを見下ろせる景色。
ランチコース 雅 をいただきました。
メニューがこちら。
まずは食前酒。と思いきや、食前茶。
水出しの玉露で、爽やかな中に甘みがある優しい風味。
食前には丁度よく、量も絶妙。
これからのお皿に期待が高まります!
お供にまずはビールを頼んだのですが、こちらもお茶とのコラボで抹茶ビア。
自分でお抹茶を立てていただきます。
出来上がりがこちら。
一見どうなの?と思うかもしれませんが、ビールがキリッとしすぎないプレモルのマイルドさと、お抹茶の苦みや風味が喧嘩せず、ビールの喉越しと爽やかさを残しながらお茶の芳醇な香りを愉しめます😊
そして前菜が鴨胸肉の冷製。
周りには抹茶ムースを纏わせてあり、大根とお花が華やかで目も楽しい!
鴨肉と抹茶、これまた難しそうですが、サッパリしたソースとこれまたサッパリしてるけど薄く味が付いている大根が鴨肉と抹茶の味と味のマリアージュを邪魔せず、ソッと後押ししている構図。
なんとお花も食用花🌼
パンにはもちろん抹茶が練りこまれていて、バターは抹茶バターとオレンジを混ぜた2種のバターの抹茶づくし。
スープは聖護院かぶらのスープ。
こちらも味があっさりしているのに濃厚な風味と深い味わい。
スープにお店の味が出るなと個人的には考えていますが、手抜き感なく箸休めのスープも休む暇なく愉しませてくれます👧
ここでお供を変更。
こちらは日本のウィスキー 白州の水出し玉露割り。
こんな飲み方が!?と思いきや、これも絶妙。
ウィスキーとお茶、喧嘩しないで美味しいのは日本の主張しすぎないウィスキーと、水出ししていてまろやかに溶け合うような玉露だからでしょうか。。。
個人的には山崎ウィスキーとの方が好きなのですが、繊細なウィスキーの口当たりと、後味にまろやかな玉露の香り。
クセになりそうな組み合わせです🥃
2色のソースはお茶ベースとブラッドオレンジベースのソース。
フワフワで淡白な鯛の身にお茶の塩味の効いたソース、間違いなく合います👌
少し気分を変えるときはオレンジのソースの酸味がサッパリしていてお口の中が忙しくなります。。。
付け合わせはカブやペコロスなどをタルトに敷き詰めたこれまた可愛らしく、美味しい一品。
細部まで手を抜きません!
こちらはもう一つのメイン、子牛ロース肉のステーキ、抹茶のパン粉をまぶしてあります。
ソースなど味付けはもちろんですが、これに合わせるのが↓
抹茶の原料になる碾茶の塩、オイル、レモン塩と、合わせる調味料の繊細さと大胆さが子牛の雑味ない味にソッと色付けしてくれます🐮
そんなコースも佳境、デザートは和菓子と洋菓子の盛合せ。
どれも抹茶の風味が口の中で踊り出す楽しいデザートですが、それに合わせるお抹茶を濃茶で合わせてみました。
濃茶はお抹茶のエスプレッソ。
ドロっと濃厚で、一口含んだだけで静岡の抹茶畑にいるかのような錯覚に陥るほど香りが爆発します。。。
最初から最後まで抹茶づくしですが、飽きることなく目でも舌でも鼻でも楽しめる福寿園フレンチ。。。
正直、ここ数年で食べたフレンチの中で1番感動しました。
帰りにはなんとお茶っ葉のお土産まで。。。
こんな素敵なお店が、今年の年内で閉店になってしまうそうです。。。
とても残念ですが、皆さんも是非年内に行ければ、後悔は絶対しない、行って損はないです!
是非、お試しあれ!!!