空間デザイン
スタイリストの髙浦です!
コロナウィルスの影響でテイクアウトが主な選択肢になって久しいですが、その流れで最近気づいたことがありまして。
もちろん美味しいものは美味しいし、美しいものは美しい。
ですがやはり綺麗なお皿、匂い、流れる音楽やスタッフさんのサーブや提供する物に対する細やかな説明があった方がいい。
料理などは全てが相まって1つの作品になると思っています。
想像してみてください。
店内で10,000円のフレンチ。
上質でシックな空間に緩やかな音楽と真っ白なテーブルクロス。
スマートカジュアルくらいのドレスコードに、
お皿には計算された盛り付けとそれに合うペアリングで選ばれたワイン。
サーブされたときにワクワク感を高める説明と少しの緊張感。
かたや同じ料理だけどテイクアウトで5,000
テイクアウトの紙パックで購入した同じものを家に帰って広げて、
部屋着でバラエティのテレビを観ながら食べる。
どちらが美味しく感じるか?
言うまでもないですね!
テイクアウトは安くなりますが、個人的には高くても料理が最適になるようデザインされたお店の空間で、スタッフの方にどんな素晴らしい物なのかを説明してもらいながら頂く方が絶対にいいなと思います。
サービスとはそういうもの。
プロの料理人、ホールスタッフたちからは、いつも学ぶことがいっぱいです。
目を養うものはやはり上質な空間にこそ転がっていますね。