氣
スタイリストの髙浦です!
日本は漢字を常用的に使う国です。
中国から渡ってきたものが独自に変化し生まれたもの。
その過程では様々な字が旧字体となって使われていきました。
大戦後の日本はGHQの統治下になり、漢字の見直しがされ今の常用漢字が使われるように。
ですが元々の漢字には意味があり、言霊や氣が宿る。
例えば氣。
合氣道などの道場では今でもこの字を使っている所も多いです。
他にも元々は元氣、病氣、氣持ちなど、今では気 で使われる漢字は氣 だったものです。
何故、氣なのか?
違いは氣(米)と気(〆)。
米は末広がりで八方に広がることを意味し、エネルギーのあるべき姿は全身から放出されるということ。
本来のエネルギーとしてあるべき字が氣なんですね!
逆に気の場合だと、エネルギーを〆(しめる)ということになり、エネルギーが押さえ込まれているような感覚。
私たちの感覚というのは、理解の領域を超えて体に入ってきます。
気という漢字を使うことで、エネルギーは自然と萎縮してしまうそうです。
農耕民族な日本人は、海外旅行から帰ってきておにぎりを食べると落ち着くような感覚になります。
米を使っていることは必然で、日本人には必要なことなのかもしれません!
イメージや言霊は無意識下でエネルギーを放出します。
少しスピリチュアルな話になりましたが、目に見えない氣の流れや言霊で、体を活性化させたり気持ちを操作することは幻想ではなく、実際にあるな〜と思います。
全てのことには意味があり、日常的に発する言葉も意識して一言ずつしっかりと話したり、漢字の意味を感じながら過ごすこと。
そうすることで結果的に心の安定と、人としての豊かさを与えてくれる最も簡単でありふれたツールなのかもしれません。